なんちゃって邂逅

続き。
雑誌などでその存在は知っていたが、やった事はなかった。当時は既にSFCで#5が発売されていたがやる機会などはなかった。むしろ敬遠していたほどだ。
始めて手にしたのはファミコン版#2。つまりWizardryIIIである(IIが#3で、IIIが#2だった事を知るのはまた更に後になる)。友人宅で始めてそれに命は吹き込まれた。黒い。それが最初の印象だった。だって、主人公のグラフィックなど存在していなかったのだから。
「うわー、全滅した」
友人のパーティはあっけなく全滅した。本当にあっけなかった。迷宮に潜って何分も経っていないというのに。しかもマッピングしていなかったので位置すら分からないが、どこかの扉を開けたと言う事は覚えている。そう、このゲームは死んだら救出にいかなければならない。それは予備知識で知っていた。
「よし、オレのパーティで救出しに行ってやる。みてろ」と、僕の丹精込めて作ったパーティ「爆音團」が出撃した。今回は救出部隊と言う事で3人戦士オンリーというごっついパーティだ。しかし、その3人もミイラ取りミイラになってしまったわけだが。
そのうち2人ともコツをつかんで、マッピングしたり救出したりロストしたりボーナス62が出たりバグってハースニールが売りに出されてたりそんな感じで。でもクリアは出来なかったような。

まあそんな感じでその後外伝3やって、#1やって…あれ、以外にやってなかった。ぎゃふん。