音、と言うもの

効果音、別の名を「SE」だなんて、｢まあ、なんていやらしい！｣とか一瞬誤解して赤面してしまう妙な頭文字で略されたモノがある。
私は効果音の中でも、とりわけ｢足音｣の効果音が好きだ。革靴か、割と硬い材質でできた靴をリノリウムか大理石でできたような硬い地面を｢コッコッコッ｣と軽く反響させて。
プレイステーション用ゲームソフト｢I.Q.｣や｢モンティ・パイソン｣のアニメの足音(テーブルを指で弾いた音かもしれないが)などはとりわけ好きで、あの、軽快な音は感じは、他のどのゲームやアニメにも登場しない。｢サザエさん｣に登場するタラちゃんなどは｢お前足の裏見せてみろ｣と言うくらい謎な音が出ているがそれはまた別のお話。
というわけで、足音にこだわった、上質なゲーム｢足音｣を発案してみる。
主人公はサラリーマン、学生、女子高生、OL、政治家、ストリッパー、馬、吉田兼好など。キャラクターを斜め上視点から見下ろした形で、コントローラで動かす。そのとき敵のシンボルに触れると戦闘開始。十字キーとボタンをタイミングよく操作してきれいな足音を奏でろ！付属品としてタップダンスコントローラ同梱。予価7,800ドラクマ。