10年

maidentity2004-02-10

 10年なのである。10年と言うのは10年間じゃなくて10年目の意味なのですが、まあ10年10年10年ギャー!10年しつこいわ!!
 何が10年かというと、不肖しんいちがWizardryに出会って10年なのである。驚きである。もうそんなに経ってしまったのか。Wizardry。これは思いでと言うか、いまでも現役で遊びまくっている作品でもあります。
 始めての出会いはそう、僕は私立のとある有名中学校で学業、スポーツ、そして恋愛と全てにおいてナンバーワンを取り、少し天狗になって生意気に成り掛けていた頃と言うのは勿論嘘で、まだおちんちんの皮も剥けていないような小便くさい餓鬼だった頃だ。
 初めてやったのはファミコン版3、世に言う#2と言うヤツである。ウィザードリィと言えば噂に聞いてはいたものの、やる機会などなかったのである。というのは、当時は丁度スーパーファミコン末期からプレステ、サターンが台頭し始めた頃である。今ならまだしも、ファミコンレトロゲームと言うにはやや早い頃で一部を除いては殆ど見向きもされなかったのである。そう、一部除いて。
 中学生だった自分にはファミコンは部屋の片隅か、もっと奥に仕舞われる物だと思っていた。当時の自分にとってドット絵で表現された配管工のヒゲ親父より、ポリゴンとかテクスチャとかいうよく分からないがカッコイイ響きのする、未知の物体の方が俄然興味を惹かれたのだった。
 "それ"がどこから来たのか、実はよく覚えていない。友人から買ったのか、ゲームショップで買ったのか、元々家にあったのか…それすら定かではない。もしかしたら、ずっと昔から"ここ"にあったのだろうか。それに命が吹き込まれたのは友人の家で、説明書も無い状況で触れたそれには衝撃的なものがあった。

 ううむ、長くなってしまった。読みたい人などいないと思うが、続きは次回に。