今日の感想

maidentity2005-01-19

今まで集約していた負が、一気に正に近づいた、という感じ。
以下、小学生がやってしまいがちなあらすじを説明するタイプの感想文です。


冒頭腑抜けになったハチマキが登場。抜け殻と言うか総合失調症です。
ゴロー氏のすすめで地球に降りる途中、ふとセブンのデブリ課により、たまたまデスクの上にあったタナベの遺書を手にとって、そのまま持って帰ってしまいます。
ていうか、うっかりにも程があるよ。持っていっちゃダメやん。


ま、まあ、腑抜けハチマキは家に帰っても腑抜けてて、床に付く前に上着のポケットにしまっていた遺書を読んでしまいます。

 遺 言 状


こんなかんじ。最近書いたと思しき遺書を握り、ハチマキは居ても立ってもいられなくなったのか、バイクでタナベの元へ向かいます。
丸1日以上掛けて道路を駆けていくハチの脳裏に、今までのタナベの思い出が蘇ります。そしてミラー。
「後悔してるのか」
己との対話をしている内に、カーブを曲がりきれずにハチマキはガードレールに激突、海へ落ちます。


まあ、ここはなんというか、非常に言葉に表し難い心理描写が繰り広げられます。ハキムに銃を向けた後の、顛末も反芻されていきます。宇宙は孤独だ。でも―
僕はここにいてもいいんだ!ドカーン!おめでとうおめでとう
自分の宇宙が、いかに矮小で稚拙だったかを悟るハチマキ。
なんとか陸に上がったハチマキ。その前に、髪を刈り車椅子に乗った、タナベの姿が―


―んまあ、なんというか。ここからはまだ身体が自由に利かないタナベの姿が、見ていて辛いです。結局クレアの酸素に手を掛けなかったタナベは、神経をやられてなんか名前も治療法もよく分からない難しい手術を受けて、身も心もボロボロになっていたみたいです。
ハチマキは過去の自分の宇宙観を否定したことをタナベに告げます。そして、握り締める手と手。ああ、でもチューくらいしてやってもよかったんじゃない?(余計なお世話だ)


次回、最終回。