さよならの代わりに

maidentity2006-10-03

私が生涯2度目に発行した同人誌はコミックマーケットにて頒布されました。その時は私がジャケ裏(だったと思う)を担当した音楽サークルさんに委託してもらったのですが頒布数はわずかなものでした。それでも、手に取ってくれた方のことを思うとうれしかったものです。今見返したら、あまりのハズカシさに「早く燃やしてくれ!」って思いましたが。
それから5年くらい経ったのですがまだ表現の未熟さを痛感することばかりです。細々と漫画家やってますが漫画オンリーで食べていけるほどスピードも速くないですし…
私にとってコミックマーケットのひとつの側面は、その時の自分がいかに未熟だったか(もちろん今でもそうですが)第3者に揉まれる場だったように思います。荒削りな自分が揉まれて、だんだんと研磨されていくのかなと。
そしてもうひとつは、コミュニケーションの場という側面。岡山という片田舎に住む自分が毎年2回にわざわざ東京まで出向くのも、私が知り合った人たちがコミケに集って、みんなでお祭り騒ぎを楽しむからです。このおかげで、私はなんども救われています(時に反省もしたりして)。

オタクの末端、コミケ参加者の末端としては、これからも参加することがひとつの精一杯のできることだと思います。